広島・大瀬良 復帰!25日・中日戦先発 エースで再加速へ「いいパフォーマンスを継続できるように」
15日に出場選手登録を抹消された広島・大瀬良大地投手(31)が24日、“エースの仕事”を果たすことを誓った。25日・中日戦(マツダ)に先発する右腕は積極的な休養として充電期間を設けられ、最短10日での復帰。今季初めて任される6連戦初戦でベストパフォーマンスを披露して、チームを再加速させる。
十分な準備期間をもらったからには、それに見合う投球を示す必要がある。大瀬良は増幅する使命感を胸に刻み「責任感も出てきますし、そういった感情の方が強いです」と“エースの仕事”を全うすることに闘志を燃やした。
14日・ヤクルト戦で6回4安打無失点。今季2勝目を挙げた翌15日に出場選手登録を抹消された。その際、新井監督は「積極的な(意味合いでの)抹消。1回抹消してフレッシュになって次の登板に備えてもらおうという形」と説明していた。
この期間、本人は体のメンテナンスと強化を両立させてきた。「体のコンディションを見つめ直す部分もですし、並行してトレーニングやランニングだったり。少し強度を上げる日を作って鍛え直すという感じで過ごしました」。ウエートトレーニングでは普段より負荷を掛けるなど、登板日から逆算しながら準備を整えてきた。
通常の中6日と中10日は4日しか変わらないが、自身に課すメニューは長丁場の戦いを見据えたもの。「試合の中で投げていく力加減や強度は、やっぱり劣っていく。その辺をウエートやランニングで代用しながら。シーズンを見越して、その先も見据えてやっている感じですかね」。
目指すのは今季のフル回転。昨季は3、4月に6戦4勝で月間MVPを受賞したが、不振で2度登録を外れるなど、不完全燃焼に終わった。今回の10日間は、投手陣の柱であり続けるための時間でもある。「10日間でやれることをやって、いいパフォーマンスをずっと継続できるようにやっていこうと」。首脳陣への感謝を忘れず、自覚も強めながら腕を振る。
中日戦には今季初登板。3月15日のオープン戦で顔を合わせた時には5回1/3を6安打4失点だった。「石川君が4番に座って若い力が出てきている印象もある。自分のボールを投げて、捕手と話をしてその都度、自分たちにとってベストだと思うボールを投げ込んでいければ」。週の頭、火曜日の先発。快投で2カード連続負け越し中のチームを、再び上昇気流に乗せていく。





