カープ秋山 バースデー猛打賞2戦連続4度目 打率リーグトップ・468「最高のもの見せられたかな」

 「広島7-5ヤクルト」(16日、マツダスタジアム)

 ダイヤモンドを縦横無尽に走り抜けた。前日の勢いそのままに、広島・秋山翔吾外野手が奏でた3本の快音。35歳の誕生日に躍動し、お立ち台では「この後が怖いです」と笑いを誘った。

 初回1死一塁で中前打。四回先頭では内角直球を引っ張り、一塁線を破った。三塁に滑り込んで好機を演出。「やっぱり二塁より三塁に行ってる方が、次の打者が打ちやすい。四回はいいとこに(飛んだ)」。右翼線への三塁打で通算三塁打は63となり、歴代19位タイに浮上した。

 六回先頭では右前へ運び、2試合連続今季4度目の猛打賞。逆転サヨナラ2ランを放った前日の七回から5打席連続安打で、打率はリーグトップの・468に上昇した。

 期待に応えたい思いも胸に刻んだ。この日は西武時代の2015年から続ける社会貢献活動の第1回。広島移籍後初の試みで、ひとり親の親子13組27人を招待した。西武時代、企画当日の17年4月23日には、先頭打者弾を含む2本塁打。赤いユニホームを身にまとっても輝きを放った。

 「逆に、力をもらっている企画なのかなと。招待した日に打てて、勝てるに越したことはなかった。最高のものを見せられたかな。それは僕一人で、どうこうできたわけではないですし」と仲間たちに目を向けた。頼もしいバットマンが、赤ヘル打線をけん引する。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス