広島・秋山 4安打!打率リーグトップ驚異の・485 新井監督「1打席も無駄にしない気持ちと、集中力を感じる」

 5回、左前打を放つ秋山(撮影・田中太一)
 9回、秋山が右中間に2点三塁打を放つ
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 「中日1-4広島」(11日、バンテリンドーム)

 勢い良く三塁ベースに滑り込んだ。最終回に響かせた快音は価値ある三塁打になっただけでなく、この日4安打目。好機をつくり、走者をかえす。広島・秋山が攻撃の起点を担った。

 初回2死で左前打。四回先頭ではボテボテの当たりも、全力疾走で遊撃への内野安打とした。相手失策も絡んで直後に先制。五回2死で左前へ運び、2-0の九回は2死一、二塁で右中間へ2点適時三塁打を放った。

 会心の当たりが野手の正面を突くこともあれば、この日のような内野安打もある。それが野球。「ラッキーもあればアンラッキーもある。それに左右されず、自分がその打席でいいアプローチ、いい準備をして入るだけ」。そう言ってうなずき、「今はやれているかな、と。結果が出ている分、気持ちは楽だけど、そういう打席ばかりじゃない。我慢してやっていけたら」と慢心することなく、次戦を見つめた。

 昨年7月22日以来の4安打で今季、無安打の試合は1試合のみ。打率・485はリーグトップだ。新井監督は「彼ぐらいの打者なら(4安打に)驚きはないけど、すごい。1打席も無駄にしない気持ちと、集中力を感じる」と絶賛した。

 「こういう、いい展開のゲームばかりではない。その時、誰かが踏ん張れる声やプレーを出せれば」と表情を引き締めた秋山。百戦錬磨のバットマンが打線をけん引していく。

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