広島悪夢 球団史上初、セ35年ぶり開幕2戦連続完封負け 拙攻連発で新井監督は苦しいスタート

 スタンドのカープファンに勝利を届けることなく引き揚げる新井監督(撮影・田中太一)
 2試合連続完封負けとなり、険しい表情で引き揚げる新井監督(撮影・田中太一)
 戦況を見つめる床田(左から3人目)=撮影・佐々木彰尚
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 「ヤクルト1-0広島」(1日、神宮球場)

 広島が球団史上初、悪夢の開幕2戦連続完封負け。新指揮官の新井監督にとっては苦しいスタートとなった。

 敵地ながら左翼席、三塁側が真っ赤に染まり、鯉党の大声援を受けての戦い。だが、前日に続き、期待には応えられなかった。

 打線がつながらない。相手先発・ピーターズを打ち崩せず、五回までわずか2安打。八回は先頭の坂倉が右前打で出塁、新井監督はすかさず代走に大盛を送った。だが、続く小園がバントを試みたが二塁アウト。得点圏に走者を進められず、さらに代打・田中の打席で一走・小園が二盗失敗。反撃ムードが一気にしぼんでしまった。

 開幕2戦連続の完封負けはセ・リーグでは35年ぶりワーストタイの屈辱となった。

 投手陣は奮闘。先発の床田、戸根が無失点と踏ん張ったが、七回に3番手・島内がオスナに痛恨のソロ被弾。これが決勝点となった。

 広島にとって、球団新人監督の開幕2連敗は99年の達川監督以来、4人目となった。

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