広島・森下が帰ってきた 2軍戦で実戦復帰 MAX148キロ 1回7球1安打無失点

 「ウエスタン、広島8-0オリックス」(24日、由宇球場)

 昨秋に右肘のクリーニング手術を受けた広島の森下暢仁投手(25)が24日、ウエスタン・オリックス戦(由宇)で実戦復帰した。八回から登板し、1回打者3人に計7球を投げ1安打無失点だった。最速は148キロを計測。復帰ロードを一歩、進んだ。次のステップは、投球翌日の体の反応などを確認して決めていく。

 森下が思い切り腕を振り抜いた。直球は最速148キロを計測。カーブ、カットボールなど変化球も投じた。「少ない球数で終わったけど自分の中ではしっかり投げられた」。実戦復帰を1回7球1安打無失点で終えた。

 八回に登板。福田に初球を中前へはじき返されるものの、杉沢を二ゴロ併殺打だ。最後は太田をカーブで三ゴロに打ち取った。

 「2死を取ってからの4球は全部、球の強さを感じたし、切れもあった」と高橋2軍投手コーチ。球質の高さに目尻を下げた。

 昨秋に右肘クリーニング手術。6日のシート打撃登板後に違和感を訴え調整ペースを落としていた。今後については登板翌日の状態を確認した上で決めていく予定だ。

 1軍復帰への階段を1つ上ったものの右腕は「まだまだだと思う。ここからレベルを上げていきたい」と表情を引き締めた。見据えるのは、1軍で投げることではなく、チームを勝利に導く投球をすることだからだ。

 「実戦に入っていく中で打者と勝負できるかが1軍で投げられるかどうかだと思う。準備をしてチームに貢献できるようにしたい」

 早期の1軍合流を目指しながらも、万全の状態で戻るために、森下は自分と向き合い前へ進んでいく。

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