広島・19歳田村&21歳韮沢 ダブル!ダブル!連続適時打! 開幕1軍へ若鯉コンビ大アピール

 8回、韮沢の適時打で本塁へ走る田村
 8回、同点となる適時二塁打を放つ韮沢
 8回、適時二塁打を放つ田村(撮影・田中太一)
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 「オープン戦、中日2-2広島」(14日、バンテリンドーム)

 激烈な競争に身を置く広島の若鯉たちが、停滞ムードを振り払った。敵地にこの日一番の盛り上がりを呼んだ価値ある快音。田村と韮沢が連続適時打で結果を示し、開幕1軍に向けて大きくアピールだ。

 チームは七回まで無得点。重い空気をまずは田村が変えた。八回2死三塁で祖父江の147キロ直球をジャストミートし、4試合ぶりの安打となる右越えへの適時二塁打。キャンプから速球への対応を一番の課題として汗を流してきた。それだけに「真っすぐをしっかり打ち返せて、少しずつ慣れてきたと感じた」と、取り組みの結果が奏功した長打に自信を深めた。

 続く韮沢も「狙っていたわけではないが、スライダーが多い投手なので」と内角低めのスライダーを捉え、右翼線へ同点の適時二塁打。カウント2-2からの一打に「早めに始動してトップを早くつくるなど、うまく間が取れているので、速い球にも変化球にも対応できるようになった」。結果はもちろん、打った相手も含め、内容の濃い二塁打に成長の跡を感じさせた。

 新井監督も「いいもの見せてくれた。まだ競争してもらっているので」とさらなるアピールに期待した。19歳の田村と、21歳の韮沢。次世代のカープを担う頼もしい2人が勢いを加速させていく。

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