広島・森下にアクシデント 開幕ローテ入りが白紙に 昨秋手術の右肘に「ちょっと違和感とかが」

肘を気にする広島・森下(撮影・田中太一)
 練習前、森下は右肘を気にしながら大瀬良と話をする(撮影・田中太一)
 ノースローで黙々と走り込んだ森下(撮影・田中太一)
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 広島・森下暢仁投手の開幕ローテ入りが8日、白紙になった。

 昨秋に受けた右肘のクリーニング手術から復帰を目指す右腕は6日、シート形式の打撃練習に登板し、打者6人に21球を投げていた。患部の状態を確認した上で問題がなければ12日・ヤクルト戦に登板予定だったが、この日、違和感を訴えたことで同戦への登板回避が決まった。開幕まで3週間余り。日程的に登板期間などを考えると難しい状況となった。

 森下はマツダスタジアムでの全体練習に参加。キャッチボールはせずランニングなどで調整した。練習後取材に応じ「ちょっと違和感とかがあったという話を首脳陣の方とか監督とかトレーナーとしました。状況を見ながらになると思います。次どこで投げるかも、話しながら」と話した。

 チームとして優先するのは、日程ではなく森下のコンディションだ。新井監督は右腕に春季キャンプ前から開幕ローテ入りを目指しての調整ではなく、万全の状態で自身の今季初登板を迎えてほしいと伝えている。指揮官は「後退しているとかじゃない。本人が不安を抱えたままで段階を進めてほしくない。だから、こっち側でもう一度、少しプランニングを変更してやっていこうとなった」と説明。練習中、森下にも改めて「焦るなと。万全の状態で今年の最初のマウンドを迎えてほしい」と言葉をかけたことを明かした。

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