広島・西川龍馬インタビュー1 目標「3割25本塁打」の思い「何か変われば」「試合に出て優勝していない」

 プロ8年目を迎えた広島・西川龍馬外野手(28)はこれまでとどこか違う。「3割、25本塁打」の高い目標を掲げ、優勝への強い思いも口にする。“変化”はどこから来たのか、どこに向かっているのか。インタビューで迫った。以下、一問一答。

  ◇  ◇

 -キャンプここまでは。

 「順調といえば順調ですかね。体も動いているので」

 -打球の飛距離が伸びている印象。

 「もともとそういう打ち方をしていなかったので故意的に。今年は飛ばす打ち方で打ってみようかなと」

 -打球の強さも感じる。肉体改造したのか。

 「ないです。ないです。体重も減らしたんで。絞って。打ち方だけ変えただけです」

 -打ち方を変えた?

 「飛ばすだけじゃないですけど基本のベースは持ちながらちょっと飛ぶ打ち方も試しながらという感じです」

 -手応えは。

 「そんなに実戦を打っていないのでまだなんとも言えないですけど、これから練習試合、オープン戦が入ってくる中で対投手でどれだけ対応できるか。自分で感じてそこから決めようかなと思います」

 -今季は3割、25本の高い目標を掲げている。手応えは。

 「今のところなんとも言えないですけど。143試合出たらある程度(数字は)残せる自信はあるので。本塁打は別として。まずは試合に出ないとというのが一番ですね」

 -25本塁打を打つために必要なことは。

 「ケガをしない。それだけですかね」

 -それだけ?

 「うん。まぐれでも10本は打てるんで。たぶん。事故があるんで。143試合出て500打席立ったら10本は事故がある。それプラス打てたら」

 -今年は優勝への強い気持ちを言葉にしているのはなぜか。

 「ただ、単純に優勝したいだけです。別にそんなこと言う必要はないと思うんです。試合に出だしてからやっぱり自分が出てる以上は優勝したいと思っていたので。ただ、今年は表で言っただけです」

 -あえて言葉にしたのか。

 「あえて出して、自分にプレッシャーをかけるじゃないですけど、言ったからにはやらなあかんなと」

 -その言葉がチームに広がっているように感じる。

 「それが僕の役割ではないですけど、いい方向に何か変わればいいと思います」

 -優勝に向けて進んでいる中でチームに良い雰囲気が出ているのか。

 「もちろん。上の人が雰囲気づくりとかしてくれているので、僕らの年代で、下と上をうまいことつないでいけたら、いいチームにはなるかなと思います」

 -前回の優勝からだいぶたった。

 「僕は試合に出て優勝していないので。3連覇したときもあんまり試合に出てないし。だから主力で出て、出てるからこそ勝ちたい、優勝したいという思いも強くなってきているのかな」

 -自分の手でつかみ取りたい。

 「主力で出て優勝したい思いは今、強いですね」

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