広島・会沢 正捕手はオレ 今季フル出場の坂倉捕手専念も「もう一回、体を追い込む」
広島・会沢翼捕手(34)が25日、プロ17年目を迎える来季も正捕手は譲らない構えを見せた。今季フル出場した坂倉が捕手専念となり、競争は激しくなるが、譲るつもりはない。オフの間にコンディショニングを整え、新井新監督で迎える2023年も本塁を守り抜く。
来季へ向けて会沢は、変わらなきゃの思いを口にした。
「今年の成績も踏まえて、変えなくちゃいけない時期に来ているのかと。もう一回、体を追い込みながらやっている」
今季は98試合に出場し、打率・207、3本塁打、33打点。捕手としてはチーム最多の89試合に出場したものの、盗塁阻止率はリーグ最下位の・180。決して納得のいくシーズンとは言えなかった。
そんな中、坂倉の捕手専念の方針が決まった。
「そこは監督が決めること。毎年競争。サク(坂倉)が入ったからといって変わらないと思いますし、磯村だって、石原だっている。奨成(中村)だっている。あまり変えずにやっていければいい」
これまでも競争を勝ち抜いて正捕手の座を守り続けてきた。今度のライバルは今季フル出場し、クリーンアップを守ってきた強打者ではあるが、会沢には高い守備力と経験値がある。
勝ち抜くために「やっぱり痛いところが多々あった。16年もやっていれば痛くなるところもありますよ。そういうところをしっかり治していければ」
オフ期間を利用してコンディショニングを整え、正捕手にふさわしい状態でプロ17年目のシーズンに臨む。