カープ菊池涼介10年連続GG賞 球団OB山本浩二氏のセ最長記録に並び「光栄」

 プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「三井ゴールデン・グラブ賞」が14日、発表され、広島からは二塁手部門で菊池涼介内野手(32)と投手部門で森下暢仁投手(25)が選出された。菊池涼は10年連続10度目となり、球団OBで72~81年に外野手部門で受賞した山本浩二氏が持つセ・リーグ最長記録に並んだ。また、二塁手部門での両リーグ最多&連続受賞回数を更新。10度目の受賞はセ最多タイでヤクルト・宮本以来5人目。森下は初受賞。

 球史にまた、その名を刻んだ。攻め続ける守備で菊池涼が10年連続10度目の受賞。球団OBの山本浩二氏が持つセ・リーグ最長記録に並んだ。

 菊池涼は球団を通じ「カープの偉大な先輩である山本浩二さんに並べたことをとてもうれしく光栄に思います」とコメントした。

 開幕2戦目のDeNA戦では、宮崎の一、二塁間の打球に、一度は逆を付かれながらダイビングキャッチ。驚異的な動きでアウトを奪った。

 これまでに「待って捕って内野安打になるなら、チャレンジした方が投手も納得できると思う」と話したことがある。失敗を恐れないプレーは代名詞だ。

 2年目の13年にセ・リーグ二塁手部門の最年少記録を更新する初受賞。翌14年は535補殺で自らの日本記録を更新し、20年には二塁手として両リーグ初の守備率10割でシーズンを終えた。

 「10年連続を超えたい」。かつての言葉を有言実行した名手について新井新監督は「守備でお客さんを呼べる数少ない選手」と目尻を下げた。

 年齢を重ね、コンディションが万全でない時期はある。それでも継続して高いパフォーマンスを発揮する姿にすごみがある。菊池涼は「まだまだ選んでもらえるように、日々一生懸命頑張っていきます」と決意表明した。飽くなき向上心を胸に、来季は新井カープを支えていく。

 ◆10年連続10回目 セ・リーグでゴールデングラブ賞10回は山本浩二、駒田徳広、古田敦也、宮本慎也に続く史上5人目で歴代最多タイ。10年連続は1972~81年の山本(外野手部門)に並ぶタイ記録。広島選手の二塁手部門受賞は16回目で、両リーグ最多。なお、パ・リーグの最多受賞は福本豊の12年連続。

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