広島の藤井彰人ヘッドコーチ（４６）が８日、秋季キャンプの指導で「押しつけない」スタンスを強調した。この日、日南入りしてチームに合流。新井新監督（４５）が合流するまでの期間、チームをまとめる新参謀は「まずは（選手を）見させてもらって、と思っています」と選手の特徴把握に軸足を置く。

　初対面の選手も多く、全体練習の流れも含めて真新しいことばかり。「『こんなこと、したらどう？』というのはありますが、一方通行は大嫌いなので」と、あくまで選手の取り組みを最優先させる考え。キャンプ前には指揮官と話し、方向性をすり合わせた。今秋のテーマは若手の底上げ。“藤井流”で、アプローチしていく。