カープドラ5・河野佳 おとこ気溢れる選手に「開幕1軍、新人王を狙っていきたい」
「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)
広島から5位指名を受けた即戦力右腕の河野佳投手(21)=大阪ガス=は、新井監督やOBの黒田博樹氏のようなおとこ気溢(あふ)れる選手になることを誓った。兵庫県出身だが、小学5年生の時に広島市に転居、何度も通ったマツダスタジアムで熱視線を送った大先輩の背中を追う。
広陵出身で高卒3年目で待望の指名。「黒田さんのようなおとこ気あるピッチングでファンに勇気を与えられる投手になりたい」と笑みを浮かべた。
少年時代は新井監督の姿にも刺激を受けた。「自分がカープをよく見ていたときの4番打者。おとこ気あるプレーをしていた新井さんというイメージが強い」と振り返る。次は自身が熱い男となり、プロの舞台で躍動する。
最速151キロと力強い直球に多彩な変化球でゲームメークする能力が魅力だ。「開幕1軍を狙って、そこから2桁勝利。新人王を狙っていきたい」と目標を掲げた河野。堂々と故郷に凱旋する。
◆河野佳(かわの・けい)2001年8月23日生まれ。21歳。兵庫県加古川市出身。175センチ、81キロ。右投げ右打ち。投手。神野小3年時に神野スターズでソフトボールを始め、大州中では広島南シニアに所属。広陵では3年春にセンバツ出場。大阪ガスでは入社1年目に都市対抗デビューし、2年目の社会人日本選手権では2大会連続優勝に貢献しMVPに輝いた。





