広島・会沢 新井新監督に恩返しを 護摩行導かれた特別な存在、全力で支えV目指す

 新井新監督と共闘を誓う会沢
 サヨナラ二塁打を放った新井(中央)に抱きつく会沢(手前)=2016年
 セ・リーグ優勝パレードで笑顔を見せる新井(左)と会沢(右)=2017年
3枚

 広島は10日、マツダスタジアムで秋季練習をスタート。会沢翼捕手(34)は恩人でもある新井貴浩新監督(45)と共闘で5年ぶりの優勝を目指す考えを明かした。新指揮官は就任前とあって不参加。28選手がそれぞれのメニューで今季最終戦となった2日以来、共に汗を流した。

 会沢にとって新井新監督は野球人生において特別な存在だった。3連覇時のチームメートであり、護摩行に導いてくれた人でもあり、プロ野球選手会会長の先輩でもある。

 今も心に刻む言葉がある。連覇をしていたころ、食事に行ったときに聞いた。

 「苦しいときこそ人間の本性が出る。自分が苦しいとき、周りを見なさい。その言葉はすごく心に響きました。ずっと胸にとどめています。人間性というか、尊敬できる方。成績が悪くて、打てなくて、打たれたとか。そういうときにムスっとしていたらチームの雰囲気が悪くなる。そういうのは教わりましたね」

 17年1月から護摩行も一緒に行った。

 「このままだと終わってしまう。苦しいことを経験していかないと、と石原(慶幸)さんを通じてお願いした。『おぉ、来い』って言われました」

 現在、務めるプロ野球選手会の会長も助言を求めた。

 「結構相談させてもらった。今のしんどさということも分かってくださっていたんで」

 野球だけでなく、人生においての恩人。来季からはプレーで恩返しができる。

 「この4年間、悔しい思いをしている。優勝した喜びは忘れられない。そのために、どうしていくか」

 全力で支えるつもりだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス