カープ 九里&森下で逆転CSじゃ 絶対に負けられない直接対決へ闘志全開

 広島の九里亜蓮投手(31)と森下暢仁投手(25)が12日、マツダスタジアムでの投手指名練習後に取材に応じ、13日からの阪神2連戦での必勝を誓った。九里は初戦に予告先発し、森下は第2戦の14日に登板する見込みだ。逆転CSへ望みをつなげるために、3位・阪神との直接対決は負けられない。2人は強い気持ちで勝利を手繰り寄せる構えだ。

 逆転CS出場へ、チームは岐路に立つ。13日から敵地で臨む阪神2連戦での2連勝が、Aクラス入りへ望みをつなぐためには欠かせない。先発する九里と森下は負けられない戦いを前に力を込めた。

 九里「チームに勝ちが付くような投球をできるようにやりたい」

 森下「もう本当に大事な試合になると思うので、しっかりとチームのためにやりたいと思います」

 九里は熱い気持ちを持ちながらも平常心で大事な初戦に向かう。前回8月31日の対戦では四回に4失点し、3回1/3を5安打4失点でKOされた。

 「やられているので、やり返せればとは思うんですけど、そう思い過ぎて変に力が入り過ぎてもいけない」。ストライクゾーンに投げ込み、持ち味の強気な投球で勝負していく構えだ。

 さまざまな重圧を乗り越えてきた森下も平常心を強調する。「いつも通りにやりたい」。8月30日の阪神戦は、雨の中ながら6回5安打無失点と力投した。チームは敗れたものの任された役割を全うした。

 前回登板からは中5日でのマウンドとなる。8月下旬には右手指にマメができるなどしたが、回復した。「ここまで来たら疲労は一緒です」とキッパリ。全力で腕を振り抜く覚悟だ。

 阪神のローテは青柳、伊藤将と続く見込みだ。勝利への道を切り開くために、先発の粘りは欠かせない。直近3試合は先発陣が中盤までに大量失点。相手に流れを渡さないためにも、要所を抑え最少失点で切り抜ける投球が求められる。技術、体力、精神力…。甲子園のマウンドで持てる全ての力を発揮してほしい。

 投手指名練習に参加した2人は、リラックスした表情でキャッチボールやダッシュなどで調整。大一番へ向け充実した汗を流した。

 九里は「最初に言ったように、チームが勝てるようにやりたい」と意気込んだ。甲子園であった前カードの阪神戦は3連敗で終えた。不可欠な2連勝。悔しさを晴らし、チームに再び勢いをもたらす。

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