「ヤクルト７－１５広島」（１０日、神宮球場）

　４位・広島が快勝。３位・阪神に０・５差と接近した。

　お祭り騒ぎの猛攻だった。三回、３８年ぶりに球団記録に並ぶ１イニング１２得点の超ビッグイニング。堂林と坂倉がそれぞれ３ラン、上本は１０年目でプロ初本塁打を放つなど、打者１５人で１０安打を集中した。

　先発の野村が四回途中７失点でＫＯされ、追い上げを食らったが、六回には野間、西川の適時打で３点を追加。ヤクルト打線の勢いを猛打でねじ伏せた。

　ヤクルトは先発サイスニードが三回途中９失点で６敗目。２位ＤｅＮＡとは６・５差となった。

　なお、プロ野球記録は１イニング１５得点で、ロッテが０９年６月１１日の広島戦の六回にマークしている。