広島打線、中日・上田に沈黙 散発3安打、今季14度目完封負けで3位阪神と1.5差

 「中日2-0広島」(8日、バンテリンドーム)

 本塁が遠かった。0-2の九回。2死から守護神のR・マルティネスを攻め立て一、二塁としたものの、最後は広島・堂林が右飛に倒れた。スコアボードに9個並んだ「0」。散発3安打で今季14度目の完封負けだ。

 先発した高卒2年目左腕・上田の直球に手を焼いた。「軌道自体は滑り気味、カット気味に来る」と朝山打撃コーチ。クセ球に対し、打つポイントを前に置き積極的なスイングで攻略を目指した。

 右打者は差し込まれ、左打者は外角へ逃げていく軌道への対応が難しかった。初回無死一塁では菊池涼が三ゴロ併殺打。秋山、西川、坂倉と並んだ中軸も無安打に終わった。カットボールやチェンジアップでも狙い球を外された。

 森下を立て6連勝を狙った一戦。送りバントなどで手堅く攻めるのではなく、一気呵成(かせい)の攻撃で得点を目指したが、結果は出なかった。佐々岡監督は「ちょっとカット気味に動いたりするところにてこずったのか。それでも何とかと思っていた」と厳しい表情で振り返った。

 この日の黒星で対中日は10勝13敗となり、2試合を残し今季の負け越しが決まった。

 9日は首位のヤクルトと対戦する。3位・阪神の背中を追うチームは勝ち続けることだけでしかCS出場は果たせない。神宮でスコアボードに得点が刻まれる瞬間が見たい。

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