「中日２－４広島」（６日、バンテリンドーム）

　広島は三回に秋山の３ランなどで４点を先取。先発の九里は四回に阿部に２ランを浴びたが、七回途中まで無四球の投球で追加点を許さず６勝目。最後を締めた栗林が２８セーブを挙げた。

　チームは４連勝。広島・佐々岡真司監督は柳を攻略しての連勝に「前回も堂林が攻略しているので、堂林が…秋山のホームランもね。初回チャンスで打てなかったというところでね。２打席目にしっかりと返してくれたというのが。あの一発は大きかったと思います。まだまだ本調子ではないかもしれないですけど、要所要所でね、貢献してくれているとは思います」と振り返った。

　中５日で先発した九里については「ストライク先行、フォアボールもなかったっていうのが。まあ七回は、対溝脇はタイミングが合っていたので、早めに代えましたけどね。あそこまでしっかりと、投げてくれたと思います」と評価した。

　七回途中からターリー、矢崎、栗林の無失点リレー。「矢崎もフォアボールも出しましたけど、そこから粘れるのが今年の良さではあるし、しっかり先発がつくってくれればそういう展開に持って行けると思います」

　残り試合が少なくなった中、八回にピンチを迎えた場面で栗林をイニングまたぎでの起用はなかったか？「今日は考えていないですね」

　追加点が取れていればもう少し楽な展開に持ち込めた。悔やまれるのは五回無死満塁で九里が一ゴロ併殺打に倒れるなど無得点に終わった場面。「打てというサインじゃけど、まあ九里も考えないといけない。話はしていますけど、ゲッツーだけはね、というあれだったけど。まあ難しいところよね」

　７日はドラフト２位・森がプロ初先発に挑む。