【石原慶幸氏の眼】広島はエース・大瀬良に続いた若手の好投に価値あり
「広島7-0DeNA」(4日、マツダスタジアム)
広島の勝利の立役者はやはり玉村だろう。持ち球を全て使っていくタイプの投手で、満遍なく各球種を投げ込んでいく中で、ほぼほぼストライク先行させられたことが、好投に結びついた。
前日の遠藤もそうだが、いかに早く有利なカウントに持って行けるか。それが自身の目指す投球につながっていくということを示す投球となった。
先発陣が苦しいところで、こうして若い投手が結果を残してくれると、チームとしても大いに助かる。
この3連勝は玉村や遠藤の頑張りも見逃せないが、甲子園で阪神に3連敗して本拠地に戻ってきた2日の同カードで、大瀬良が悪い流れを断ち切った。このエースの姿が続く投手に勇気を与えたことも付け加えておきたい。
残り16試合。一つでも順位を上げるという目標に向けては、上にいる阪神を見ながらというよりも、目の前の一戦を勝ちきるのが大切。この日の戦いを見れば、選手たちは十分理解していると感じた。




