広島 1軍復帰先発の大瀬良は7回無失点の好投

DeNA打線を相手に力投する先発の大瀬良(撮影・立川洋一郎)
DeNA打線を相手に力投する先発の大瀬良(撮影・立川洋一郎)
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 「広島-DeNA」(2日、マツダスタジアム)

 1軍復帰先発となった広島・大瀬良大地投手(31)が、好投を披露した。8月12日以来の1軍マウンドで7回を6安打無失点。3連敗中のチームの流れを変えようと、懸命に腕を振った。

 初回は2死から佐野に安打、牧への四球で一、二塁とされたが宮崎を二ゴロ。立ち上がりを無失点で切り抜けた。二、三回も力強い直球にカットボール、カーブなど多彩な変化球を織り交ぜ、アウトを重ねた右腕。四回は無死一塁から一走・牧をけん制でアウトにしてみせた。その後1死一、二塁とピンチを迎えたが、後続を寸断してDeNA打線に得点を許さなかった。

 五回は2死から大田に二塁打。この試合初めて長打を浴びたが、佐野を初球のカットボールで左飛に打ち取った。味方が六回に先制すると、最後のイニングとなった七回は三者凡退に料理して流れを自軍に引き寄せた。

 前回8月12日の巨人戦(東京ドーム)では今季最短タイの3回5安打5失点で降板し、翌13日に出場選手登録を抹消。2軍再調整前の直近3試合のうち、2試合が3回KOと苦しんだ中、“変わり身”を示してチームを鼓舞した右腕。7月1日以来となる8勝目の権利を手に、戦況を見守る。

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