投壊&守乱でカープ自力CS消滅 5・21以来の二塁守備で上本まさか連続失策
「阪神8-0広島」(1日、甲子園球場)
広島にとっての“涙雨”が甲子園に降り注いだ。2度の降雨中断の末、六回裏1死一塁でコールドゲーム。最後の反撃機会もないまま3位・阪神に3連敗でゲーム差は4・5まで開き5位転落。自力でのCS進出の可能性が消えた。
体調不良で離脱していた秋山が3番に復帰、4番・西川、マクブルームを6番に下げるという新オーダーで臨んだが、裏目に出た。
西川は8月9日からのヤクルト3連戦で4番を務め3試合連続打点で3連勝に導いた。この日は初回2死二塁で空振り三振。三回も2死一、二塁で空振り三振し、六回は秋山の安打のあと初球を一ゴロ併殺打。一転ブレーキとなってしまった。佐々岡監督は「ライアン(マクブルーム)がちょっと調子を落としているんで代えましたけど。機能できなかった」と悔やんだ。
0-3の六回からはコロナ明けの菊池涼のコンディショニングを考慮し、交代させた。代わりに上本を5月21日・中日戦(マツダ)以来の二塁に入れたが、1死二塁から中野、糸原の二ゴロを連続失策で大量5失点へとつなげてしまった。
指揮官は「一つずつ毎日ね、一戦一戦やるだけです」と無理やり前を向く。残り19試合。可能性のある限り、戦い続けるだけだ。




