広島・九里3悲弾 二回サンタナに、五回長岡に、六回山田にソロソロソロ 制球ミス反省
「ヤクルト4-2広島」(24日、神宮球場)
前半戦最後の試合を託された。広島・九里は、懸命に腕を振ったが、気持ちとは裏腹に、失点は回を追って重なるばかりだった。
先発で結果を残せず、17日の巨人戦で今季初めて、リリーフ登板。ここで結果を残し4勝目を手にした。
気分も変わってのマウンドだったはずだが二回、サンタナに先制ソロ被弾。五回には長岡、そして同点の六回にはこの日、新型コロナの影響で2週間ぶり復帰となった山田に決勝弾を浴びた。
この回、右足を気にするそぶりもあり、2死からサンタナを四球で歩かせたところでマウンドを降りた。
3被弾。ただ「本塁打を恐れずに」というのが、九里の持ち味でもある。そこに、精度が伴わなかった。「真ん中付近を打たれている」と、自身も制球ミスと受け止めている。
大きく崩れたわけではない。しかし、白星が伴わない。そんな投球が続く。「勝てないというのは、本当に悔しい」とした上で「もっと良い投球ができるよう」と、好投よりもチーム、そして自身に白星を切望する。
「勝ち星もそんなにない」と振り返る前半戦。球宴期間を巻き返しのきっかけとしたい。「レベルアップして、後半戦しっかり戦いたい」と前を向いた。



