広島・アンダーソン虎斬り3勝目 5月22日以来「勝つことはどんなことでもうれしい」

 「阪神0-3広島」(7日、甲子園球場)

 最後の1球となった107球目は149キロの直球だ。八回2死。広島のドリュー・アンダーソン投手(28)は中野を空振り三振に斬った。球数は自己最多となり、投球回も自己最長となった。それでも球威に衰えはなく、力でもぎ取った3勝目だ。

 「カットボールでストライクがたくさん取れたし、チェンジアップでスピードを変えた。真っすぐも走っていて本当に良かった」

 五回までのピンチをしのぐと、六回以降は無安打に封じた。磯村との息もピッタリだ。バットでは五回、右前打を放ち来日初安打を記録した。

 8回4安打9奪三振無失点で、5月22日・中日戦以来の白星。「勝つことはどんなことでもうれしいよ」。手にした1勝を新たな力に変えて、次回登板へ向かう。

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