広島・床田 流れ変える「遠藤以外勝てていない」今度こそ 連敗ストップへ31日先発
31日の日本ハム戦(マツダ)に先発する広島・床田寛樹投手(27)が30日、チームの連敗ストップに意欲を示した。この日はマツダスタジアムに隣接する屋内練習場での投手指名練習に参加した。日本ハム戦は、雨天ノーゲームになった昨季に続き“2年連続”での登板。自身の交流戦初勝利も目指して、マウンドに上がる。
チームに新たな上昇気流をもたらすのが床田の仕事だ。キャッチボールなどで調整した左腕は「(前週は)遠藤以外、勝てていない。良い流れをつくれるようにしたい」と意気込んだ。4連敗で回ってきた出番。強い思いで腕を振る。
鬼門の交流戦は苦しい船出になった。ロッテ、ソフトバンクと続いた前カードは1勝5敗。福岡では3試合で計26失点した。左のエースになると誓う今季。逆境でこそ、その力を発揮したい。
“2年連続”となる日本ハムにもリベンジを目指す。昨季は雨天ノーゲームになった一戦で3回8安打5失点と打ち込まれ、翌日に出場選手登録を抹消された。苦い記憶だ。
「先頭を出さないこと、四球を出さないこと、無駄な四球を出さないようにしたい」
7回4安打3失点で黒星を喫した24日のロッテ戦は、先頭打者の出塁が全て失点に結び付いた。日本ハムは巨人に2勝1敗と勝ち越して広島に乗り込んでくる。勢いづかせないためにも各イニングの立ち上がりは重要になる。
「やっぱり、できれば勝ちたい」と力を込める。左腕も交流戦は未勝利だ。白星で終えられれば自身にも勢いがつく。自分史を塗り替え、チームにも新しい風を吹き込む。




