森下が導いたカープのサヨナラ劇勝 4勝目ならずも色あせぬ熱投9回1失点

 「広島2-1DeNA」(7日、マツダスタジアム)

 劇的な幕切れを迎えたグラウンドで、広島・森下暢仁投手(24)の笑顔がはじけた。4勝目は逃したが「ゲームをつくることができて、勝ちにつながってくれたのは本当にうれしい」と振り返った。9回を4安打1失点。119球の熱投で勝利の下地を整えた。

 八回終了時で球数は104球。それでも球の力は衰えない。1死から4番・牧は149キロでバットを折り遊ゴロ。続くソトには四球を出したが、5球目にこの日最速となる153キロでファウルを奪った。「平均的に球速が出ていた」と納得顔。先制点を献上したが、それ以外はほぼ完璧。打者33人中、実に22人が初球ストライクと主導権を握り続けた。

 大型連休でスタンドには多くの子どもたちが詰めかけた一戦。自身は野球漬けの少年時代を過ごし、プロの試合を見に行ったことは「ほぼない」と苦笑い。それでも「いいプレーをしっかり、見てもらえるようにやっている」と、これからも子どもたちの憧れの的として躍動していく。

 これで7試合中6試合でハイクオリティースタート(7回以上自責点2以下)を達成。「先発、中継ぎ陣が役割を考えている結果、こうやってロースコアでも勝てている。続けて同じピッチングができるように」と森下。次戦も安定感たっぷりの投球でチームに好循環をもたらしていく。

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