カープ西川龍馬「努力すればかなう」 子どもたちに贈った勝利呼ぶ適時二塁打

 「広島3-0巨人」(5日、マツダスタジアム)

 ライナー性の打球に真っ赤に染まった球場が沸いた。一塁から全力で走った上本が勢いよく本塁へ滑り込む。来日初登板初先発のアンダーソンを勇気づけた一打。広島・西川龍馬外野手(27)が右中間への適時二塁打で勝利を呼び込んだ。

 「ここ最近は打てなかったので、何とかつなごうと思った結果。崇司さん(上本)がよくかえってくれました」

 1-0の六回1死一塁で、メルセデスの高め直球をフルスイング。試合中盤、試合の流れを引き寄せる大きな一本だった。

 「勝負強い打撃が好きだった。道具も全部、今岡さんモデルを使っていた」

 少年時代は右打ちで、元阪神・今岡のファンだった。首位打者と打点王に輝いたバットマンの天才的な内角の打ち方にも魅了された。

 今は自身が大観衆の前でプレーし、憧れられる存在に変わった。子どもたちに向け「夢に向かってしっかり努力をすれば『かなうもんやぞ』というのは持ってもらいたい」と力強く言葉を紡いだ。

 開幕から積み上げてきた安打数はリーグ2位の43本。18打点は同5位タイだ。「しっかりプランを立てて納得した形でスイングして、状況に応じて色んな打撃ができれば」。勝利を呼び込む一打を放ち続け、鯉党の願いをかなえてみせる。

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