広島の新助っ人が快投G斬り アンダーソン7回1安打無失点 初回から15人連続アウト
「広島-巨人」(5日、マツダスタジアム)
来日初登板初先発となった広島の新外国人、ドリュー・アンダーソン投手(28)=前レンジャーズ=は7回1安打7奪三振無失点で降板した。初回から打者15人連続アウトという完璧な投球を見せ、巨人打線を翻弄(ほんろう)した。
初回は先頭の香月を152キロ直球で見逃し三振に斬り、続く広岡も152キロでバットの空を切らせた。2死から迎えたポランコにはチェンジアップで空振り三振を奪い、二回は前日本塁打を放った4番・岡本和を3球三振でねじ伏せた。
4者連続三振と圧巻の立ち上がりを示し、5番・丸を左飛、6番・ウォーカーも空振り三振。三回と四回はいずれも一つずつ三振を奪って三者凡退に料理した。五回も岡本和、丸、ウォーカーを全て外野フライに打ち取ってスコアボードに5つの「0」を並べた。
六回、先頭の大城に中前打を浴びて初安打を許したが、後続を寸断して無失点。最後のイニングとなった七回も、2番から始まった相手の攻撃をわずか8球で片付けた。7回82球の快投で、来日初勝利の権利を得た右腕。中継ぎ陣にバトンを託し、戦況を見つめる。