広島・遠藤 得意のG倒だ 20年巨人戦2勝2完投と好相性 中10日も調整不安なし
広島が先発ローテを再編して19日からの巨人3連戦(東京ドーム)に臨むことが18日、確実となった。この日、マツダスタジアムでの投手指名練習に遠藤淳志投手(23)が参加した。九里、床田に続き21日の第3戦に先発が予想される。先発ローテを守った20年、G戦は7試合に登板。2勝(2敗)はいずれも完投で飾った。大事な首位攻防3連戦。がむしゃらに腕を振り勝利を手繰り寄せる構えだ。
チームはさらなる白星を積み重ねるため先発ローテを再編する。19、20日は前週から中6日で九里、床田が登板。21日は10日の阪神戦で7回2/35安打無失点だった遠藤がマウンドに立つ。
前週は4試合しかなかった。開幕から木曜日に先発してきた玉村は、登板機会の関係で10日に出場選手登録を抹消された。3戦目となる21日に再登録は可能だが、首脳陣は相性や登板間隔などローテ全体を見渡し、総合的な判断で右腕に託したとみられる。
遠藤は20年、巨人戦は7試合に先発しプロ初完投を含む2完投で2勝(2敗)。大崩れした試合はなく、対戦防御率3・57と安定していた。それでも「今年初めてですし去年も投げていない。全力でぶつかるだけ」。無心で腕を振り抜くことだけに集中する。
中10日での先発。前回登板後は中継ぎとして待機していた。登板間隔が空くなど不規則な日程は開幕前から自身で想定していたため、強めのキャッチボールをするなどしてきた。調整に不安はない。
10日の阪神戦では522日ぶりに白星を手にした。「勝った次の試合が大事なので次の試合も気を引き締めて。勝ってチームに良い雰囲気、良い流れを持っていきたい」。表情を引き締めて言葉を紡いだ。





