広島・九里 虎狩り先陣任せろ 投手主将が開幕4連勝導く「いい流れをつくりたい」

 トレーニングをして汗を流す九里(撮影・立川洋一郎)
 キャッチボールをして調整する九里(撮影・立川洋一郎)
 走り込んで汗を流す九里。左は大瀬良(撮影・立川洋一郎)
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 29日の阪神戦に先発する広島の九里亜蓮投手(30)が28日、虎を狩ってチームを開幕4連勝に導くと意気込んだ。昨季は5試合で1勝4敗、防御率4・76と結果を残せなかったが、苦手意識はない。1週間の始まりとなる火曜日。3連戦の初戦。チームにさらなる勢いをつける登板にする。

 自身の開幕を翌日に控えた九里はリラックスしていた。マツダスタジアムでの投手指名練習では時折、白い歯がこぼれる。「まずは自分の投球が表現できるように。その中でチームの勝ちにつながる投球ができたらいい」。自然体でマウンドに上がる構えだ。

 本拠地開幕戦で阪神と対峙(たいじ)する。警戒するのは近本、中野の1、2番だ。「走者をためて長打というのが一番嫌」。3番・マルテ、4番・佐藤輝と続く打線。長打がある打者に対して、思い切ってストライクゾーンで勝負する状況をつくるためにも、確実に1、2番を抑えていく。

 昨季の阪神戦は5試合で1勝4敗と黒星が先行した。それでも「もう終わっているので」と苦手意識はない。昨オフからステップ幅を小さくするフォームに挑戦。キャンプでは、天福球場を訪れた前西武の松坂大輔氏にスライダーについて教えを請い、習得に励んだ。積み上げてきた成果を示すだけだ。

 「週の始まり。1週間をいい形で戦っていけるようにするために、いい流れをつくりたい」

 チームは横浜での開幕戦を3連勝し、広島に戻ってきた。開幕ダッシュを決めるためにもカード初戦は重要。今季から投手主将を担う昨季の最多勝右腕が、チームにさらなる上昇気流をもたらす。

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