広島・佐々岡監督「悔しさというか、やり返す」評論家の下位予想集中に奮起

開幕に備え横浜スタジアム入りした大瀬良(撮影・佐々木彰尚)
グラブトスをする栗林(撮影・佐々木彰尚)
広島・朝山東洋打撃コーチ(右)と話す佐々岡真司監督=横浜スタジアム(撮影・佐々木彰尚)
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 広島は24日、横浜スタジアムでナイター練習を行い、25日の開幕・DeNA戦に備えた。

 佐々岡真司監督は下馬評を覆すことを誓った。鈴木誠也のメジャー移籍により、戦力は大幅ダウン。評論家の順位予想で下位予想が集中した。

 「当然そういう評価にはなるだろうし、僕も評論家で経験してますし、当然、選手も見て、悔しさというか、こういう評価をされたというのは、やり返すという。逆に言えば、そんなに当たるもんじゃないという気持ちでね、僕も当たったことないんで。そういう気持ちでやります」

 指揮官にとっても就任3年目、勝負の年となる。

 「これは勝つしかないという気持ちだけです」

 勝算はある。

 「先発がしっかりと4人と、そして2人で6人そろった。そこに中継ぎが中崎の存在もすごく大きく、リリーフ陣の中でも精神的支柱というとこでも期待してます」

 エース・大瀬良、昨季の最多勝・九里に東京五輪で侍ジャパンの先発を務めた森下、さらに昨年9月に月間MVPを獲得した左腕・床田と先発4本柱は強力。リリーフも昨季37セーブを挙げ、新人王を獲得した栗林を抑えに、3連覇に守護神として貢献した中崎が復活と投手陣はリーグ屈指とみる。

 得点力は下がるかもしれないが、強力投手陣を前面に出し、菊池涼を中心とした堅い守りで少ない得点を守り切る。それが2022年の佐々岡カープが目指す野球だ。

 最下位予想を覆してみせる。

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