広島・玉村 虎狩ってローテ奪取だ 前回登板5失点、“間”をつくりフォーム修正

 広島の投手指名練習が7日、マツダスタジアムで行われた。9日の阪神戦(甲子園)に先発予定の玉村昇悟投手(20)は、自然体で虎を狩り開幕ローテ入りを手繰り寄せると意気込んだ。前回2日のDeNA戦(横浜)では3回5失点と打ち込まれた。映像を見返すなどしてフォームを修正。自分の投球をすることだけを心掛け、結果を残してみせる。

 岐路に立つ。それでも玉村に気負いはない。9日・阪神戦での先発を前に平常心を強調。「真っすぐだったり変化球だったり、納得のいく、自分が出せる力を精いっぱい出したい」と言葉を紡いだ。

 3回5安打5失点だった前回2日のDeNA戦からフォームを微調整して臨む。反省点は投球の“間”がつくれなかったこと。昨季の映像を見返すなどしてイメージと体の動きを再確認した。

 阪神戦は昨季3試合に登板し2勝。防御率は対セ・リーグ5球団で最もいい2・33だ。相性の良さも味方につけたい。高橋投手コーチは「(重圧がある登板は)絶対にみんなぶち当たる。そういうところで頑張ってほしい」と背中を押した。

 後輩に勇気を与える登板にもする。母校・丹生はセンバツに初出場。5日目の第3試合で広島商と対戦する。

 夢をかなえたメンバーは、福井大会で準優勝した19年にエースだった玉村らに憧れ同校に進学した選手たち。左腕は「良いところを見せたい」と力を込めた。

 開幕ローテ6枠のうち、4枠は確定。玉村にとって、開幕ローテサバイバルを制するためには何より結果が重要だが「あまり後のことは考えず初回からしっかり投げたい」。打者一人一人を全力で抑えた先に残りの2枠がある。

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