広島・野間 丸打法で打力UP レギュラー奪取が絶対条件「自分が率先」

 今季から野手キャプテンに就任した広島・野間峻祥外野手(28)が15日、マツダスタジアムで始まった合同自主トレに参加した。ポスト鈴木誠也の1番手として期待されるプロ8年目、“丸打法”で打力をアップし、レギュラー奪取を誓った。合同自主トレは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マツダスタジアムと大野練習場の2カ所で実施される。

 室内練習場で行ったティー打撃。野間は力強い打球でネットを揺らした。鈴木誠がメジャー移籍を目指す中、レギュラー奪取へ目の色を変えて取り組んでいる。

 今季の打撃のテーマは『割れ』だと話す。

 「手の動きというかヒッチを入れて、割れの部分を意識できるように。(巨人の)丸さんみたいな感じで手でもタイミングを取りながら。手と上半身と下が別の動きをしてくれるような感じでやっています」

 投手側に突っ込む傾向があった反省から練習では巨人・丸のように極端な動きを採り入れる。軸となる左足に体重を乗せてから始動することを植え付けているという。

 今季から野手キャプテンに就任。チームを引っ張っていく上で、レギュラー奪取は絶対条件と位置付ける。昨季はケガなどの影響もあり、好不調の波が激しかった。安定して活躍するためには打力アップは必須となる。

 村野工、中部学院大でも主将を務めてきた。それでも理想の主将像を問われると新井貴浩氏(本紙評論家)を挙げた。

 「かっこつけてやるのではなく、不細工でもいいので泥くさくやる。というのは新井さんを見て、かっこいいと思っていたので。カープ野球は、泥くさく次の塁を狙っていくというところ。そこは自分に足りないところでもあるので、できれば」

 プロ8年目に訪れたレギュラー奪回のチャンス。なりふり構ってはいられない。ひたすら貪欲に白球に向かっていくつもりだ。

 “丸打法”だけではない。

 「まだ(移籍が)決まっていないですけど、(鈴木)誠也という絶対的な存在がいない中で、守備では中心となってカバーしていかないといけない立場だと思っている。(攻撃では)昨年もそうですし、一昨年も機動力を使えてない。自分が率先してやっていかないといけない」

 4年ぶりのV奪回へ、走攻守でチームを引っ張る準備はできている。

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