誠也6年連続ベストナイン選出 ファンに「感謝」カープでは山本浩二以来
セ・パ両リーグのベストナインが14日に発表され、外野手部門では広島の鈴木誠也外野手(27)が両リーグ最多得票の296票で6年連続6度目の受賞となった。6年連続は球団の外野手としては8年連続の山本浩二以来となる快挙だ。
文句なしの選出だ。両リーグ最多の296票を獲得し、6年連続6回目のベストナインを受賞した鈴木誠は「初めてベストナインを取ったときから、まさか自分がという気持ちでした。プロに入ってこういった賞をいただけると思っていなかったので、ましてや6年連続いただけることをすごく光栄に思います」と声を弾ませた。
今季は5月中旬に新型コロナウイルスに感染し、一時離脱したが、東京五輪では日本代表の4番を務め、金メダル獲得に貢献。シーズンでは打率・317で2年ぶりの首位打者と最高出塁率(・433)の2冠に輝いた。後半戦は球団タイ記録の6試合連続本塁打を放つなど驚異的なペースでアーチを量産し、自己最多の38本塁打を記録。6年連続で打率3割・25本塁打以上をマークし、王貞治と落合博満に次ぐ史上3人目の快挙を達成。5度目のゴールデン・グラブ賞に輝いたように守備面でも安定したプレーを見せた。
「ファンの皆さんが球場へ足を運んでくださって、たくさんの声援をくれるので、それに応えようと必死にやった結果が、ベストナイン賞をいただけることになったと思う。皆さんには感謝しています」と喜んだ主砲。現在メジャー挑戦を表明している日本の4番が新たな勲章を手に世界へ羽ばたいていく。





