広島・小林樹斗、プロ初登板初先発はホロ苦6失点も ヤ村上2K斬り!

 小林は4回途中6失点で降板する 
 プロ初登板で初先発のルーキー小林(撮影・西岡正) 
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 「ヤクルト7-9広島」(1日、神宮球場)

 広島のドラフト4位、高卒1年目のルーキー・小林樹斗投手(18)がプロ初登板初先発したが、3回2/3を投げて6安打6失点で降板した。二回までに味方打線から5点の援護をもらったが、踏ん張り切れず、プロ初勝利は手にできなかった。

 ホロ苦いデビュー戦だった。プロ初登板初先発した小林は3回2/36安打6奪三振6失点(自責点4)でマウンドを降りた。「良い部分と悪い部分が出た」。1軍のレベルを肌で感じ取り、自身の現在地を知ることができた84球だった。

 三回に2失点。さらに2点を奪われて迎えた四回1死満塁では一塁手・坂倉の適時失策で追加点を奪われた。直後に佐々岡監督がベンチを立ち、交代を告げた。

 それでもキラリと光るものはあった。直球は自己最速タイの152キロを計測。村上からは2奪三振だ。気後れすることなく球界を代表する長距離砲に真っ向勝負を挑み、結果を残した。

 スタンドには智弁和歌山・中谷監督や両親の姿があった。

 父・英樹さん(44)は晴れ舞台をドキドキしながら見守ると「プロ入りが決まってからずっと(1年目から1軍で投げると)言っていた。口に出すということは(実現できると)いうことなんでしょう」と目尻を下げた。

 村上らを抑えたことも、塩見に押し出し四球を与えたことも、若鯉にとっては大きな財産だ。「打たれた球は全て甘い。この登板をどう次に生かすかが大切になってくる」。飛躍を誓う来季。悔しさを成長の糧としていく。

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