広島ドラ1は関学大・黒原 3年連続ドラ1活躍の系譜「その波に乗りたい」

 「プロ野球ドラフト会議」(11日、都内ホテル)

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が11日、東京都内のホテルで行われ、広島はドラフト1位で黒原拓未投手(21)=関学大=の交渉権を獲得した。最初の入札は4球団競合で隅田、“外れ1位”はヤクルトとの競合で山下を外したものの、“外れ外れ1位”で即戦力を指名。最速151キロ左腕はドラ1として18年・小園、19年・森下、20年・栗林に続く活躍を誓った。

 耳を澄まし、目の前のモニターに目をこらした。会見場に響いた「黒原」の名前。極度の緊張で固まった表情は、無数のフラッシュを浴びても崩れない。

 「びっくりしました」。“外れ外れ”とはいえ、想像していなかった1位指名。それでも期待に応えるために1年目からの活躍を力強く誓った。

 「今までのドラフトで1位指名された方がすごく活躍されているので、自分もその波にじゃないですけど、乗っていけるようにしたい」

 大学入学時からドラフトで指名されることを目標とし、待望の瞬間を迎えた。だが、同時に強い責任も感じた。広島では18年の小園、19年の森下、20年の栗林と、近年はドラフト1位選手の活躍が目立つ。この流れを止めるわけにはいかないと、より一層気持ちが高まっている。

 最速151キロの直球を軸に、カットボール、スライダー、チェンジアップなど変化球も多彩だ。関西学生野球の今春リーグ戦は、5勝1敗、防御率0・70で3完封。優勝の原動力となって最優秀選手、最優秀投手、ベストナインに輝き、プロの評価が急上昇した。

 会見では対戦したい打者を問われると、阪神の若き大砲の名前を即答。「佐藤(輝)さんです。大学時代からずっと対戦してきて、打たれた記憶しかない。いつか同じ舞台で対戦できたらいい」。佐藤輝が近大在籍時には2本塁打を浴びており、宿敵へのリベンジを熱望した。

 即戦力左腕として、佐々岡監督の期待も高い。黒原も「入るだけがゴールじゃない。この先、活躍することが目標。1軍で活躍してコツコツ勝ちを積み重ねて、チームの柱と呼ばれる選手になっていきたい」と呼応した。

 会見用に用意された赤い帽子をかぶるとようやく頬を緩めた左腕。広島には一度も訪れたことはないが、すでに思いは膨らんでいる。「ファンの方も多くて、地元の方からも愛されている球団。高校(智弁和歌山)の後輩で林、小林がいる。その2人と一緒に野球ができるのはうれしいです」と胸を躍らせた。大志を抱いて、プロの世界に飛び込む。

 ◆黒原拓未(くろはら・たくみ)

 ◆生まれ 1999年11月29日。和歌山県出身。

 ◆サイズ 173センチ、77キロ。

 ◆投打 左投げ左打ち。

 ◆球歴 小1から野球を始め、海南中時代は軟式野球部に所属。智弁和歌山では1年秋からベンチ入りし、2年秋からエース。3年夏には1学年下の林(現広島)らと甲子園に出場。2回戦・大阪桐蔭戦に先発し、5回1/31失点の好投も敗戦。関学大では1年春からリーグ戦に出場し、関西学生野球リーグで通算13勝。今春リーグ戦は5勝(3完封)を挙げて、全日本大学選手権出場に導いた。

 ◆球種 直球、カットボール、スライダー、シュート、チェンジアップ、カーブ、フォーク。

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