カープ堂林 お待たせ半年ぶり打点 今季不振も「悔しがるのは後でいいかな」
「中日3-7広島」(6日、バンテリンドーム)
左中間へ伸びた打球が、連敗中だったチームを勢いづけた。初回1死一塁で広島・堂林翔太内野手(30)が左中間を破る先制の適時二塁打。「なかなかチームに貢献できていなかったので、ほんの少しだけど良い打点になった」。必死に食らい付いて結果を出した。
打点は4月6日・ヤクルト戦以来、半年ぶり。飛躍を誓った今季は打撃不振に陥って2度、出場選手登録を抹消された。2軍で打撃を見つめ直し、再昇格したのは今月2日だった。
悔しい思いは当然ある。今はチームのためにできることに全力を尽くす。「一試合一試合を必死にやっていく。悔しがるのは後でいいかなと思う」。大事な1打席は来季にもつながる。