セ・パ両リーグは６日、９月の「大樹生命月間ＭＶＰ賞」を発表し、セ・リーグの野手部門では広島の鈴木誠也外野手（２７）が７、８月度に続いて受賞。投手部門では広島の床田寛樹投手（２６）が５年目でうれしい初受賞となった。広島勢のダブル受賞は２００６年７月度以来（投手・黒田博樹、野手・栗原健太）となった。

　床田は９月２１日の巨人戦でプロ初の完封勝利を飾るなど、４試合に先発し、３勝１敗、防御率０・９３をマークした。左腕は「正直、取れると思っていなかったので、びっくりしています」と喜びを口にした。

　鈴木誠は全２５試合に出場し、リーグトップの打率・３８１、１３本塁打に加え、リーグ２位の２２打点の成績を残した。９月序盤にはプロ野球記録にあと１試合に迫る６試合連続本塁打を記録するなど主砲としての存在感を十分に発揮した。

　同学年の床田との同時受賞に「同級生でもあるし、同じ時期にケガをして２軍で一緒にトレーニングをやってきた。カープから２人選んでもらってうれしい。９月はしっかり結果を残せたので、自信になりました」と話した。