広島・大瀬良 8勝目お預けも堂々7回2失点 魅せたエースの矜持!直球さえわたった
「広島4-5ヤクルト」(1日、マツダスタジアム)
広島は救援陣が踏ん張りきれず、連勝が6でストップした。そんな中、大瀬良大地投手(30)は7回6安打2失点と好投。打線の援護なく8勝目はならなかったが、3戦連続で7回以上投げ2失点と相変わらず安定感は抜群だ。順調にローテを回れば、残りの登板機会は3回。規定投球回到達、そして2桁勝利を目指す。
エースの矜恃(きょうじ)を見せた。先発の大瀬良は7回6安打2失点と好投。8勝目はお預けも堂々たる投球を示した。「内容自体は悪くない。これを継続できるようにしていきたい」と次回登板に向けて意気込みを口にした。
五回までは2安打無失点と完璧な内容だった。「やっぱり初球の入りとしては甘かったかな。簡単にいったつもりではないですが、結果的に打たれた」。六回2死満塁からオスナに外角カットボールを捉えられ、右前2点打を許した点は悔いが残るが、1四死球と制球は安定していた。
この日は直球がさえわたった。「シュート回転していなかったですし、しっかりいい球を投げられた」。最速は149キロを計測。佐々岡監督は「立ち上がりから真っ直ぐが良くていいなという感じで見ていた。粘り強く、最少失点というところ」と称えた。
順調に中6日で回れば、残りの登板機会は3試合程。規定投球回到達まで残り22イニングと射程圏内だ。「先発投手ならば、規定に乗ることがちゃんと記録として成績に残っていくと思う。そこを目指してではないですが、結果的にそうなれば」とうなずいた右腕。2年ぶり2桁勝利まであと3勝。目標に向かって最後まで全力投球を続ける。





