安仁屋宗八氏が絶賛!見事だった広島・大瀬良の3球勝負
「広島2-4DeNA」(18日、マツダスタジアム)
エースの貫禄を示した。先発した広島の大瀬良大地投手(30)は7回4安打1失点と好投した。チームは中継ぎが崩れ、7勝目はお預け。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は、大瀬良の投球を絶賛した。
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大瀬良は初回に1点を失ったが、二回以降は素晴らしい投球だった。変化球に頼らず直球中心の投球ができていた。3カ月ぶりにバッテリーを組んだ会沢との息も合っていた。
これぞ大瀬良という見事な投球だったのが六回2死でオースティンを迎えた場面。2ストライクと追い込んでから3球勝負で内角に直球を投げ込んで見逃し三振に仕留めた。今後もこの3球勝負を心掛けていけば、球数を減らすこともできるので、完投も十分に狙っていけるだろう。
反省点を挙げるとすれば、初回も含めて4度、先頭打者を塁に出したこと。先頭を出すと球数が増えるし、余計な気も使わないといけない。少しでも長く投げるためにも、もう少しイニングの入りには気をつけてほしい。
八回から登板した塹江がDeNA打線につかまった。味方の失策で勝ち越し点を与えた直後に四球を出し、さらに傷口を広げた。1点に抑えておけば、まだ試合の行方はわからなかったし、味方のミスをカバーするためにも、あそこは踏ん張ってほしかった。