「広島12-5中日」(9日、マツダスタジアム)
2番手で登板した塹江が“1球勝利投手”で4勝目を挙げた。
五回、先発の九里が1点差に迫られて降板し、1死一塁の場面で後を受けた。「ゴロを打たせたいと思った。しっかり投げられた」と初球シュートで描いた通りの遊ゴロ併殺。1球で相手に傾きかけた流れを引き戻した。
勝ちパターンで開幕を迎えるも、2軍再調整を経て、直近では試合中盤のイニング途中での出番も多くある。「強い球を投げられる試合も出てきた。今のポジションを今季だけでなく、これからの野球人生にもつながると思ってやっていきたい」と、与えられた場で腕を振っていく。