広島・大瀬良 復調「兆しがある」フォーム固めへ地道に過酷トレ 漏れた本音

 広島は18日、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で全体練習を再開した。大瀬良大地投手(30)は、中断期間のテーマをフォーム固めと設定した。右ふくらはぎの故障から復帰後、下半身主導の投球ができていなかったためだ。後半戦が始まるまで1カ月。地道なトレーニングを反復しながら本来の形を取り戻していく。

 大瀬良が人工芝の上に大の字になった。呼吸は速く、額には大粒の汗がにじんだ。下半身を正しく使い、スムーズな体重移動を実現させるためのトレーニング。「めっちゃ、きつい」と本音が漏れた。

 セットポジションから始動。左足を地面につけ、腰を回旋させながら右膝を折った。ゆっくりとした動きは体への負荷が大きい。一方で下半身の動きが手に取るように分かる。

 右ふくらはぎの故障から復帰後は7試合連続未勝利。「映像を見返すと下半身が使えていなかった」。球威や制球力を欠いた投球の原因だった。

 約3週間前から下半身主導のフォームを取り戻すためのトレーニングを始めた。「兆しがある。このままいけば大丈夫」。後半戦が始まるまで約1カ月で、本来の形を取り戻す意気込みだ。

 前半戦は11試合に投げ3勝3敗、防御率3・74に終わった。投手主将としてマウンドに立つシーズン。悔しさを力に変えないわけにはいかない。

 「後半戦はしっかり結果を残す。ただ(ユニホームに)Cマーク(主将の証し)がついているだけにならないように。ちゃんと意味があるようにしたい」。巻き返しへ力強く言葉を紡いだ。

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