広島・佐々岡監督「1年目からよくやってくれている」15セーブ目のドラ1・栗林を絶賛

 9回、梶谷を二ゴロに打ち取り磯村(右)とタッチを交わす栗林(撮影・開出牧)
 8回、先制ソロを放った野間(中)を迎える佐々岡監督(右)=撮影・佐藤厚
 巨人に競り勝ちタッチを交わす広島ナイン(撮影・開出牧)
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 「巨人0-1広島」(30日、東京ドーム)

 広島が接戦を制して、敗れるか引き分けで自力優勝の可能性が消滅する一戦をもぎ取った。手に汗握る試合展開で、佐々岡監督が随所で勝利への執念を体現した。

 初回2死一、三塁で坂本を迎え、カウント2-2から一走・丸がディレードスチール。磯村の二塁送球の間に三走・松原が本塁を狙い、判定はセーフに。ここで佐々岡監督がリクエストを要求すると判定がアウトに覆り、先制点を阻止した。

 1点リードの八回は2死一塁で四球を与えた九里から、バードにスイッチ。左腕は丸を右邪飛に仕留めた。九回は栗林が岡本和、坂本を連続三振。最後は梶谷を二ゴロに仕留めて、今季15セーブ目を挙げた。

 指揮官は「しびれる(展開の)中で岡本、坂本、梶谷をしっかり抑えるのは本当に大したもの。こういう試合を取れるのは、栗林がいるからだと思うし、1年目からよくやってくれている」と守護神に賛辞を惜しまなかった。

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