4番抜てき広島・林、2安打も反省「3回ともチャンスで打てなかった。それはダメ」

 8回、この日2安打目となる左前打を放つ林(撮影・立川洋一郎)
9回、空振り三振に倒れて最後の打者となり、ベンチへ引き揚げる林(44)=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
 6回、中前打を放つ林(撮影・立川洋一郎)
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 「広島1-6ヤクルト」(22日、マツダスタジアム)

 広島の3年目、林晃汰内野手(20)がプロ入り初の4番で先発出場し、4打数2安打。20歳7カ月で4番を務め、球団では1990年の江藤智(20歳5カ月)に次ぐ、2番目の年少記録となった。

 この日の昼に4番を告げられ「やることは変わりないので、気負い過ぎずに入ろうと思った」と自然体でバットを握った。六回と八回は、いずれも先頭で中前打と左前打。6月の打率・391はリーグトップ。月間安打数を27本に伸ばし、両リーグトップの座をキープした。ただ、本人は「3回ともチャンスで打てなかった。それはダメだと思う」と唇をかんだ。

 初回は2死三塁で三飛、三回は無死一、二塁で3球三振。外角低めボールゾーンのスライダーに、バットが空を切った。九回は2死一、二塁で空振り三振に凡退。3度の好機で快音を響かせられなかったことに、悔しさが募った。「チャンスで打って(走者を)かえせるような打者になりたい」と林。中軸としての経験を積み、勝負強い強打者へと成長していく。

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