広島・高橋昂也 ヤクルト“侍斬り”誓う 1軍合流24日先発へ

 広島の高橋昂也投手(22)が21日、“侍戦士斬り”で今季3勝目を挙げることを誓った。現在、出場選手登録抹消中だが、この日、1軍に合流。カード3戦目の24日・ヤクルト戦(マツダ)での先発が濃厚だ。侍ジャパンの山田、村上を強気の投球で封じ、チームに勝利を呼び込む。

 強い日差しを浴びながら、入念に体を動かした。汗ばむほどの陽気に包まれたマツダスタジアムで、高橋昂はキャッチボール、ダッシュなどで調整。登板に向けて「自分の投球を第一に、悔いのないよう集中してやっていきたい」と闘志を燃やした。

 相手は、巨人と同率2位で並ぶヤクルト。活発な攻撃陣を迎える上で、特に警戒するのが山田、村上の中軸コンビだ。村上は現在リーグトップの21本塁打で、山田も同3位タイの18本塁打。「調子のいいヤクルト打線の中でも、間違いなく格上の方。臆せず、粘り強く試合を作っていけるように」と攻めの投球を貫き、ツバメ打線の“心臓部”を抑えることに腕をまくった。

 ヤクルト戦は今季初登板。山田とは2018年に対戦して2打数無安打1四球。村上とは初顔合わせになる。左の強打者と勝負する際は「コースを広く使う」ことを意識する。その上で「配球的に偏らないように、一辺倒にならないように」。両サイドに投げ込み、ヤマを張られないように細心の注意を払っていく。

 前回13日のオリックス戦(京セラ)では、三回に一挙6失点して2回1/3を6安打8失点KO。翌14日に出場選手登録を抹消され、19日のウエスタン・ソフトバンク戦(マツダ)では3回4安打2失点。中間の調整では「体の調子を見て、自分の状態を整えることが必要」ということを改めて実感した。

 19年2月にトミー・ジョン手術を受けた経験もあり、肉体面のケアには人一倍、気を配ってきた。股関節や肩甲骨の可動域の状態を念入りにチェック。コンディションを万全に保つことを最優先に考え、長いシーズンを戦っていく構えだ。

 勝ち星を挙げれば、5月14日・DeNA戦以来、約1カ月ぶり。「一試合一試合、必死に。死ぬ気で頑張っていくしかないと思っています」。侍戦士を相手に力強く腕を振り抜き、久々の白星を手中に収める。

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