広島は２９日、マツダスタジアムで投手指名練習を行った。開幕カードを１勝１敗１分けで終え、３０日からは本拠地に開幕３連勝と好発進を決めた阪神を迎えて、３連戦を戦う。

　初戦を託されたのは昨季の新人王・森下。昨年は阪神戦に４試合登板し３勝０敗、防御率２・２５と好相性を誇った。キャッチボールやショートダッシュで最終調整を施した右腕は「去年は去年。今年は全然違う雰囲気というか違うチームになっていると思う。（相性は）あまり気にせずやっていきたい」と静かに闘志を燃やした。

　３１日の２戦目は左腕・床田、４月１日は中村祐が先発予定。床田は「本塁打がけっこう出ているので、本塁打を打てる打者の前にランナーをためないようにしたい」と活発な猛虎打線に警戒心を強めた。