広島・矢野 鯉の“元気印”1軍食らいつく「とにかく一番声を出していい雰囲気を」

 開幕1軍入りが内定している広島ドラフト6位の矢野雅哉内野手(22)=亜大=が24日、チームの“元気印”として存在感を示すことを誓った。安定した守備力に加え、遊撃以外に二塁、三塁をこなせるのが強み。声出しなどムードメーカーとしての一面もある若鯉が、必死のプレーで1軍に食らいついていく。

 いつもと変わらず、ハツラツとした姿で白球を追いかけた。本拠地でのナイター練習に参加した矢野はノックやフリー打撃などで汗を流した。プロ1年目で開幕戦のベンチに入る22歳は「今の1軍では自分が一番下の立場になる。とにかく自分が一番声を出して、チームをいい雰囲気にできればいいと思っている」とベンチでも若さを前面に押し出すことに意気込んだ。

 オープン戦は11試合の出場で15打数2安打の打率・133だったが、強肩を生かした堅実な守備でアピールを続けてきた。本職の遊撃だけでなく、二塁、三塁もこなせるのが武器。「与えられた場所でやっていくしかない。とにかくどのポジションに就いても必死に食らいついていきたい」と必死の思いを言葉に乗せた。

 打撃面での課題は明確。結果を求めるあまり「うまく打たないといけないという考えになっていた」と自身を客観視した上で「キャンプから変わらず、来たボールに対して強く振ることを心掛けている」と積極的なスイングを意識する。

 試合終盤での守備固めや代走など、緊迫した場面での出番が予想される。「緊張は当然あると思うけど、一つのプレーに必死になっていきたい」。目の前の一球一球に神経を研ぎ澄まし、勝利に欠かせないピースとなる。

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