広島・九里 対外4試合無四球の安定感 「意図している球は投げられた」

 「オープン戦、ソフトバンク2-1広島」(20日、ペイペイドーム)

 2点を失った。それでも修正しながら右腕を振った。広島・九里が6回5安打無四球2失点で開幕前最後の登板を終えた。「今までの試合より意図している球は投げられた。真っすぐにしても変化球にしてもある程度制球できた」と力を込めた。

 連打から失点した二回と六回は、いずれも最少失点で切り抜けた。「三振を奪う投手じゃない。結果的にそうなっただけ」。強力打線が相手でも平常心を保つ。二回2死三塁では上林をフォークで空振り三振に仕留めた。

 練習試合を含め、対外試合は4試合全てで無四球だった。「悪いときは際どい所を狙って四球を出している」。今春は腕を振り抜きストライクゾーンに投げ込むことを、これまで以上に徹底した。その成果が出た。

 佐々岡監督はキャンプから個別調整を許可した。「真っすぐを投げ切れている。点は取られたけど悪い内容ではないし、アンラッキーな部分もあった。大地(大瀬良)と九里と、しっかり準備をしてきてくれたなと感じている」。指揮官は信頼を言葉に変えた。

 開幕2戦目となる27日・中日戦での先発が濃厚だ。九里は「オフシーズンでやってきたことを信じて、自分の投球をするだけ」と闘志を燃やした。準備を整え、8年目のシーズンに向かう。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス