広島・堂林、21日OP戦ラストで最終チェック 開幕1軍を判断 19日打撃練習再開

 コンディション不良のため、4試合続けてオープン戦を欠場している広島・堂林翔太内野手(29)が18日、マツダスタジアムで行われた指名練習に一部参加した。19日に本格的な打撃練習を再開予定で、順調なら21日のソフトバンク戦(マツダ)に出場する見込み。首脳陣はそこで“最終チェック”を施し、開幕1軍入りを判断する方向性を示した。

 重要なピースが埋まるかどうかは、開幕前最後のオープン戦に委ねられることになった。この日、堂林は指名練習に一部参加。全体でのアップに入った後に本隊を離れ、外野でダッシュを繰り返した。その後は軽めのティー打撃に取り組むと、状態について「トレーナーに聞いてください」と多くを語らず、球場を後にした。

 佐々岡監督は「(19日から)2日間はこっち(広島)に残って、3日目に見てみて判断します」と実戦復帰の日程に言及。チームは19日からソフトバンクとオープン戦最後の3試合に臨む。敵地で2試合を戦い、21日は本拠地に移動する変則3連戦。堂林は19日に本格的な打撃練習を再開する予定で、順調なら21日の3戦目に出場する見込みだ。

 指揮官は「あした、あさってでどこまでできるか。それを日曜日に判断します」と語り、河田ヘッドコーチも「日曜日に合流できて試合に出られるようであれば、そこで(開幕1軍メンバーに入れるかを)検討することになる」と21日の一戦を“最終チェック”の場とする考えを示した。そこでゴーサインが出れば、開幕1軍入りへの視界が開けてくる。

 仮に万全の状態が整わず、21日に欠場した場合、河田ヘッドコーチは「そういう感じになると思うよ。シーズンは長いから無理はさせられない」と開幕2軍スタートの可能性も示唆。「担当コーチ、監督との話し合いになる」と念入りに判断することになりそうだ。

 堂林は9日の阪神戦に「8番・三塁」で先発出場し、10日は途中出場で1打数無安打。13日の日本ハム戦からベンチ入りを外れ、16日からの関東遠征にも帯同せず、4試合続けて実戦機会から遠ざかっている。21日の出場に蔦木トレーナーは「本人が決めることになると思います」と話すにとどめた。

 最悪の事態を想定して、チームは14、16日のオープン戦にクロンを三塁でフル出場させていた。正三塁手の筆頭候補である背番号7が開幕に間に合うか否か。チームの浮沈を握る懸案事項を、慎重な姿勢で見極めていく。

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