広島・遠藤2軍で追試…粘投4回1失点も厳しい評価 開幕ローテ一歩後退
「オープン戦、広島0-2日本ハム」(14日、マツダスタジアム)
本来の投球ではなかった。2番手で登板した遠藤は4回4安打1失点と踏ん張ったが、首脳陣から2軍降格を通告され、「もう一回反省して次に向かって頑張りたい」と肩を落とした。
九回、先頭の松本剛に左翼線へ二塁打を浴びた。西川を一直、清宮を三振に抑えたが、2死二塁から野村に甘く入った直球を中堅に運ばれて失点した。
全体的に腕が振れず、直球の球速は140キロ台前半。安打性の当たりが野手の正面を突くなど恵まれた点もあった。佐々岡監督は「コントロールもアバウトだった。逆球でたまたま抑えた印象。真っすぐの力やキレはないように見えた」と厳しい評価を下した。
開幕ローテは大瀬良、九里、森下が決定。残り3枠を遠藤、床田、野村、中村祐らが争っている状況だ。床田は11日の教育リーグ・中日戦で4回1失点と好投し、13日に1軍に合流。野村も1軍昇格を指揮官が示唆している。一歩後退となった遠藤だが、横山投手コーチは「(逆転ローテ入りの可能性が)ないってことはない。課題をつぶしてきてほしい」と奮起を促した。
「もっといい結果を求めてやっていくしかない。がむしゃらにやるしかないと感じた。まだまだ自分の力は出せると思うので、いいものを自信にして何か一つでも出せればいい」と逆襲を誓った。悔しさを力に変えて1軍返り咲きを狙う。





