広島・野村「開幕ローテに」残り3枠奪い取る 教育リーグで3回1安打無失点
「教育リーグ、広島10-3ソフトバンク」(5日、由宇球場)
広島の野村祐輔投手(31)が先発し、45球を投げ、3回1安打無失点と好投した。「結果としても良かったので、まずまずだったと思います」と自身に及第点を与えた。
初回、先頭の水谷に右越え二塁打を浴びたが後続を断ち、二、三回は三者凡退に抑えた。「自分のいいときはゴロアウトが多い」と話すように、打者10人に対してゴロアウトが5つ。最速は136キロだったが、全球種を用いて凡打の山を築いた。
開幕ローテは大瀬良、九里、森下が決定。残り3枠を巡り、床田、遠藤、中村祐、矢崎らが争っている状況だ。視察に訪れた佐々岡監督は「まだ3イニングなのでね」と慎重な構えを見せたが「もう一回、こっち(2軍)で投げてね。しっかりした投球をすれば、入れ替えもある」と逆転ローテ入りの可能性も示唆した。
昨年10月に右鎖骨下静脈血栓症除去の手術を受け、プロ10年目で初の2軍キャンプスタートとなったが、「違和感なく普段通りに投げられている」と状態に問題はない。「開幕ローテに入れるようにしたい」と意気込んだ右腕が、逆転での開幕ローテ入りを目指していく。



