安仁屋氏が広島・ドラ2森浦に期待「どんな打者が来てもリズム良く投げることができる」

 広島が1ケ月にわたる春季キャンプを打ち上げた。新人3投手がアピールした中、デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏はドラフト2位の左腕・森浦大輔投手(天理大)に注目した。

  ◇  ◇

 沖縄キャンプではドラフト1位の栗林、3位の大道が球威のある球を投げ込んで大いにアピールしたが、2位の左腕・森浦も2人とはタイプが違うが、十分に戦力として期待できると感じた。

 練習試合を見た印象では、直球は140キロ前後とそれほどスピードは出ないが、制球力があり、四球で崩れる投手ではない。左打者にも右打者にも内角を攻めることができるのも強みだ。球も打者の手元で微妙に変化しているんじゃないかな。打者のタイミングをうまく外して、内野ゴロなどでアウトを重ねていくタイプだ。

 マウンド度胸も良さそうだ。見た目はスリムだが、マウンドに立った時の雰囲気はどっしりと落ち着いた印象を受ける。どんな打者が来ても自分のテンポを変えず、リズム良く投げることができるのもいい。右左の違いはあるが、タイプ的には(野村)祐輔に近いんじゃないかな。

 バッタバッタと三振を取っていく投手じゃないから、ストッパー向きではない。起用法としては中継ぎということになると思う。現時点で左のリリーフで計算できそうなのは塹江しかいない。森浦が戦力として加わっていくためにも、これからのオープン戦で登板を重ねながら自分の強みをどんどん磨いていってもらいたい。左は何人いてもありがたい。佐々岡監督の期待も大きいだろう。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス